母を楽しむネイビー服とコラム

ーゲスト・青木裕子さんー

母を楽しむネイビー服とコラム

子育ての中で楽しいと感じるのは、自分の世界が広がっていく瞬間。たとえば、普通に過ごしていたら出会えなかった友人に、子どもが仲良しという共通点から出会えたこととか。お話すると色んな刺激をもらえて、とっても楽しいです。あとは、全然好きじゃなかった昆虫の飼育も(笑)。子どもが出会いを作ってくれて、新しい世界に連れてってくれる。子育てって大変だけれど、自分が成長するチャンスを与えてくれる気がします

”子も子なら、親も親”という言葉がありますが、私はなるべくなら親と子どもを同一視しないようにしています。成長過程の子ども同士ですから、喧嘩をすることもあるし、嫌なことをすることだって、されることだってある。それを親の関係に反映させていたら際限がないから、一緒にいて心地良いなら子どものことは切り離してお付き合いをすればいいと思います。また、他のご家庭の教育方針に口をださないことも大切。尊重し合う距離感は意識していたいなと思います。

今は便利な時代で、連絡も習い事の様子も動画やメールで届きますよね。それがありがたい反面、全部を把握してしまうことで、つい口や手を出したくなる。お互いに疲れてしまう前に、“どう手を離していくか”が私のテーマになっています。今は、ホワイトボードに予定を書き出して、子ども自身が自分で考えて動けるよう、“見える化”から始めています。何が我が家にとって正解か手探り状態ですが、私なりに子どもたちに向き合って行こうと模索中です。

 

Profile
モデル・フリーアナウンサー・文筆家
青木裕子

TBSアナウンサーとして活躍後、独立。現在はフリーアナウンサーとしてテレビ番組への出演やMCを務めるほか、ファッション誌のモデルや文筆業など、多方面で活躍している。二児の母としての経験をもとに、著書『3歳からの子育て歳時記』(講談社)を出版し、教育や子育てに関するコラムの執筆も行っている。

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