11月が始めどき!“仕事の整理術”

ー森富美アナウンサーー

年末は、自分の働き方を見直す絶好のチャンス。そこで、心身の整え方や、忙しい師走に向けての仕事の整え方を日本テレビアナウンサー・森富美さんに伺いました。ご自身の経験から導き出した“仕事の整理術”は、新しい年をあなたらしく迎えるための糧となるはず!

 

予定の“見える化”を徹底!

休みも11月からスケジューリング

年末は、どの職場も繁忙期ですよね。やはりスケジュール調整を一番に考えるのがいいのではないでしょうか。私は11月のはじめに、12月と1月のカレンダーをじっくり見直しています去年・一昨年の手帳を振り返って、3つの時期を洗い出します。

①仕事が立て込みやすい時期

②イベントの多い時期

③体調を崩した時期

そこから逆算して、休みや自分のために確保したい時間を先にブロックする。大掃除など年末年始の家事予定もこのときに組んでしまえば、あとは心おきなく働けますし、楽しめます。

 

仕事を整える羅針盤は“命・誇り・責任”

仕事やプライベートのタスクを仕分けるときは、まず“命にかかわるか”を一番に考えます。次に“誇りにかかわるか”。そして“責任にかかわるか”。この“誇り”と“責任”の順位づけは、正直なところ難しいです。でも私は『これをしない自分は嫌だ』『いい加減にしたくない』と思うことの方を、義務としてやらなければならないことより上に置くようにしています。そこまでは必須。それ以外──命にも、誇りにも、責任にもかかわらないものまで来たら、あとは楽しいものを優先します。

 

自分の「現在地」を振り返る

日本テレビでは、この時期に上司との面談があり、目標の進捗やキャリアデザインについて話す機会があります。そうした機会がない職場でも、自分で一年を振り返ってまとめてみると、自分の“現在地”が見えてきて、新しい年に踏み出す一歩がずっと力強くなると思います。私のおすすめは、手帳や仕事道具を新調すること。気持ちを切り替えるきっかけが見つかると、来年が楽しみになりませんか?

 

忙しさをリセットする整えルーティーンを作ってみて

どんなに忙しくても、自分を支える“整えのルーティン”をひとつ持っておくといいと思います。私は朝と夜に10分ずつストレッチをしています。“今すぐ寝たい!”と思う夜でも、入浴とストレッチだけは欠かしません。体をきちんとリセットしてこそ、次の日もいいコンディションで仕事に臨めます。

それから、忙しいときほど“走らずに歩く”ことを心がけています。歩くことで心も体も落ち着き、慌ただしい仕事の中で自分を取り戻せるんです。

そして、もう一つのポイントは“笑うこと”。忙しさを楽しむくらいの気持ちで過ごすと、自然と気持ちも軽くなります。歩けば体と心が整い、笑えば前向きな力が湧いてくる。そうやって自分を整えることが、結果的に仕事を続ける力につながっていくと思います。

 

自分らしい働き方が見つからなくても、焦らなくて大丈夫

スケジューリングなどをお話してきましたが、私自身、数々の失敗を経て、少しずつ“自分の整え方”が見えてきました。

頑張り方を間違えて肝心なときに声が出なくなってしまったこともありますし、想定が甘くて仕事を抱えすぎ、涙が出たこともあります。そのときに支えてくれた先輩や同僚、番組スタッフの恩は今も忘れません。

キャリアを重ねるうちに、仕事の波や自分の癖がわかってくるもの。だから、今まさに激流の中でもがいている方も、来年にはその波に上手に乗れているかもしれません。私は20代の頃より、今のほうが体も心もずっと楽になりました。歳を重ねるって、悪くないですよ。だから“自分らしい働き方”がまだ見つからなくても、焦らなくて大丈夫。続けていれば、ちゃんと自分なりのペースが見えてきます。

 


profile

日本テレビアナウンサー 森富美

仕事をする上で大切にしていることは「正しさを理解した上で、やさしさを選ぶ」。プライベートでは、“家族を優先する休日”と“一人で過ごす平日休み”を切り替えながら、自分らしいリズムを紡いでいる。

 

文・構成/高橋夏果

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