10年後も色褪せないセレモニー服の選び方

日本テレビアナウンサー 森 富美

3・4月は卒園、卒業式、入園、入学式と門出を写真に残す機会が目白押し。

10年後、いやその先…写真を見返した時も素敵に見えるセレモニー服の選び方を、
先輩である森アナウンサーの経験談から考察していきます。

 

お話を伺ったのは……

森 富美アナウンサー

1歳の保育園入園から数えて、セレモニー経験回数は5回。

そして今年、卒業式と入学式を控えている中学3年生・男の子の母。

 

――保育園の入園式は、抱っこできることが第一条件でした

 息子は1歳で保育園に入園しました。

もう10年以上前のことですが、いまだにネイビーは定番ですよね。

写真を見返しても、ネイビーは色褪せないと改めて感じます。

ただ当時は、抱っこ期ですから、シワになりにくく、子どもの頬が触れたときに肌触りが良い素材。

よだれや鼻水をつけられても、サッと拭けば綺麗になるかを事前にチェックしました。

卒園式の時は、もう大きくなって抱っこもせがまれないから、と思い、仕事で使っていたタイトスカートのスーツで出席したところ、式の後の謝恩会がいつもの保育室!

大人も子ども用の椅子に座ることになりタイトスカートは失敗でした。

振り返れば、「もう大きくなった」とはいえ、子どものことですから、汚す、体調を崩すということもありえます。

どんな状況でも、気にせずに動ける丈や質感であることは大事かもしれません。

 

―――小物は、ミニマルなバッグ+サブバッグの2つ持ち

 バッグは、式の間じゃまにならないよう小さめを選びました。

ただ、書類やお祝いの品など持ち帰るものも多いので、最初のセレモニー時に薄くたためるサブバッグを買い求めました。いつもの 買い物用エコバッグではない、セレモニー服にも合うサブバッグは、入学後も出番が多かったので買ってよかったです

 

―――今年の中学卒業式は、ネイビーのワンピースに思い出を添えて

 今年は中学卒業式に、清潔感のある紺のワンピースで臨もうかと思っています。

そう考えると、保育園の時から、選ぶ基準は変わっていませんね。

Vネックが甘すぎず、すっきりと見せてくれるので着こなしやすく気に入っています。

 今回はジュエリーを合わせるのではなく、修学旅行で息子が買ってきてくれたネックレスをつけたいと思っています。

“セレモニー用”ではありませんが、持って行ったお小遣いのうちかなりの割合を費やして買ってくれた特別なネックレス。

私にとっては、成長の喜びとともに記念の場にふさわしく、思い出にも残るジュエリーです

ただ・・・息子よ、卒業式のお知らせを母はもらっていませんよ。

またバッグの底からくしゃくしゃのプリントが発見されるの???

 

―――セレモニー服の成功キーワードは、臨機応変。

 5回のセレモニーを経験して、アドバイスできることがあるとしたら、

色味は、今振り返っても色褪せず、ネイビーは正解でした。それに加えて、

式典を心地よく過ごせるよう、柔軟に対応できる服装がいいと思います。

 

気温が安定しない時期なのと、学校の講堂や体育館は底冷えすることも多いため、
インナーなどで体温調節の効くコーディネートなら、当日あわてずにすみます。

 

また保育園、幼稚園は、玄関の靴を脱ぐスペースが広くないことが多いので、
脱ぎ履きしやすい靴がストレスフリー。私はストラップのついた靴を選んでしまい、
もたついてしまった経験があります。

 

服装も足元も、その場に対応できるものを考えるといいのではないのでしょうか。

 

――アウディーレから選ぶとしたら、Palace cape dressのワンピース

 アウディーレはセレモニーに最適なアイテムが多いですね。

私が選ぶとしたら、Palace cape dressに手持ちのジャケットを合わせます。

フレアスカートは、どんなタイプの椅子に座ることになっても楽できれいに見えます。

合わせるジャケットを変えることで、卒業・入学違う雰囲気になりますし、もちろんセレモニー以外でも使えますね。

色は春らしいButterに心惹かれますが、校風やジャケットとの相性で選ぶのが良さそうです。

 

取材・文/高橋夏果

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