展示会でお披露目された、2024年秋冬コレクション『bittersweet』。スタッフが来場者の方々にコレクションの魅力を伝えるように、もっと背景までも知って選んでほしい。そんな想いをジャーナルに託し、展示会を文章で再現します!
マニッシュとフェミニン
二面性のある感性を楽しんで
秋冬コレクションのテーマは、ビター&スイート。アウディーレのコンセプトである『凛としたフェミニン』を少し更新させて、フェミニンだけじゃない、マニッシュにも着こなせる、相対する2つの感性を服に込めました。
アウターの登場で装いがマンネリしがちな秋冬。気持ちを刷新すべく、一着ずつ表情をつけています。たとえばAudire初となるコートには、印象が決まりすぎないようボトムスが引き立つミドル丈に設計したり、ベーシックなシャツの襟をデコラティブなデザインにしたり。着る側も見る側も飽きない工夫を施しています。
好感度だけじゃない
洗練度を高める
等身大の着丈や雰囲気を知ってほしいからこそ、インスタグラムの写真はアナウンサーたちを起用しています。今回のコレクションでは、笑顔の写真だけでなく、凛とした視線を投げかける写真も起用。
これまで好感度が手に入る服として選ばれる傾向もありましたが、芯の強さも加えることで 洗練度を高めています。甘い服は普段着ない…という方でも取り入れやすいコレクション。
スタッフが語れずにはいられない
とびきりの3着
コレクションの中から、とくにご紹介したいアイテムを選ぶとしたら…。
限られた時間のなかででスタッフが手に取る3着があります。
No.1 Audire bowtie volume blouse ¥24,200-
ピッチの異なる2本のリボンが付いてくるロングセラーのボウタイブラウスに、新色が登場。とくに、タンガリーはカジュアルとも相性が良くデイリーに頼れる自信作です。
No.2 Audire melton coat ¥60,500-
どんなボトムスともバランスがよく、良い意味でコートだけの印象になりすぎないミドル丈を実現。トップスによって印象を変えられるよう“あえて”襟のないノーカラー。付属のベルトをつけてウエストマークも楽しめる、週7着ても飽きない一着。
No.3 Roomy formal vest ¥26,400-
Roomy formal skirt ¥23,100-
仕事・出張・送迎・参観など、大人の女性の予定に寄り添うワンツーコーデが完成。きちんと感のある見た目とは裏腹に、ジャージー素材で着心地がよいのが魅力です。
一緒に送られてくる、
秘密のバイブルは必読!
洋服と一緒に送られてくるのが、アウディーレ バイブル。購入してくださった方へ、アウディーレからのささやかな贈り物です。お問合せ先に多く寄せられる質問をピックアップし、雑誌のような読み物として構成。お洋服のケアの仕方から、新作コーディネートのご提案まで、これさえ読めば秋冬コレクションをもっと楽しめる内容となっております。
忘れてならないのが洋服ブランドだけれど、アナウンサーという軸にある“伝える作業”は外さないということ。着るだけでなく、作り手の想いも感じていただきたいです。
取材・文/高橋夏果