経験や年齢を重ねていくにつれて少しずつ育てていく、自分らしさ。ファッションにおいても「MY BASIC」がある人はカッコいい。Audireらしい「凛としたフェミニン」を体現する日本テレビアナウンサー・郡司恭子さんに、5つの「MY BASIC」を教えてもらいました。
MY BASIC 01
「シンプルな中にもひとくせ」
「これは私自身にとっても、Audireのデザインでも意識していることです。シンプルで使いやすいけれど、大量生産のアイテムにはない、国産技術ならではの繊細さがどこかに宿るように。 たとえばAudireのリブタートルにはラグランのようなラインが入っているのですが、シンプルな中にもちょっとだけ個性があって気に入っています。その〝ひとくせ〟があるだけで、服選びに手を抜いている感じがしないんです。 もちろん私はシンプルな白Tや黒タートルも大好きなので、そんな時は濃いめのリップにしたり、大ぶりアクセをつけて〝ひとくせ〟プラスするようにしています。」
MY BASIC 02
「どこかに抜け感をつくって、バランスを整える」
「"抜け感"という言葉はよく耳にしますし、自分自身でもよく使います。ただ、この程良く肩の力が抜けているバランスを体現するのって、すごく難しい(笑)! 私の場合、コーディネートではどこかを肌見せすることで、「抜け感」を出すことが多いです。タートルネックにデニムパンツというワンツーコーデでも、腕をまくって手首を見せたり。ボリューム感のあるワイドパンツのトップスには、デコルテがキレイに見えるものを選んで、全体のバランスを整えています。」
MY BASIC 03
「ベーシックカラーのワントーンコーデ」
「クローゼットを開けると、目に入るのは「ネイビー」「黒」「白」「ベージュ」の4色。たとえば個性的なアイテムであっても、この4色であれば自分のワードローブに合わせやすいのが魅力です。 忙しい朝に洋服を悩む時間がない時は、この4色いずれかのワントーンコーデに落ち着くことが多いです。特に重宝するのが、明るいベージュ系ワントーン。顔周りも明るく見せてくれます。個人的に気をつけているのが、ワントーンでも全部を同じベージュ色にしないで、ベージュの中でも色のニュアンスに違いをつけることです。」
MY BASIC 04
「差し色は寒色が定番」
「バッグや靴などの小物を見渡してみると、私って寒色アイテムが多いんです。寒色系のアイテムは、前述の「ネイビー」「黒」「白」「ベージュ」のすべてに合わせやすいので重宝しています。 毎日出かける時に「あの日とまったく同じ…」になるよりも、「いつも似たような雰囲気ではあるけれど、ちょっと違う」。そんなオシャレを楽しめたらいいなって! そんな時に寒色アイテムの差し色が、いい仕事をしてくれます。」
MY BASIC 05
「デニム」
「ワードローブに欠かすことのできないデニム。子どもの頃から大好きで、私のコーデのアイデンティティと言えるアイテムです。 トップスの色や素材感も問わず、またカジュアルからキレイめまで受け止めてくれるデニムは、気合いの入りすぎていないオシャレを演出してくれます。最近は「YANUK for Audire」別注デニム2本を、ひたすらヘビロテ!」
Profile
日本テレビアナウンサー
郡司恭子
1990年生まれ、東京都出身。2013年、アナウンサーとして日本テレビに入社。幅広いテレビ番組に出演しながら、新規事業としてアナウンサー発のアパレルブランド『Audire』を立ち上げる。現在はアナウンサー兼ブランドディレクターとして、ブランディングからデザインまで携わる。
構成・文/広田香奈