記憶に残るキャラ立ち術
ラルフ鈴木さんにインタビュー

ーデキるあの人の仕事術ー
意見が埋もれないためにも、自分らしく働くためにも、“相手の印象に残る技術”は身につけておきたいもの。ビジネス書でも取り上げられるこのトピックをまさに使いこなしているのが日本テレビアナウンサーのラルフ鈴木さん。その秘密を伺いました。

“自己主張をしなければ、負けてしまう”
大前提にあるのは、この気持ちです。
相手の印象に残るということは、時には自分を演出したり、アピールしたりすることが必要ですよね。私はこの“自分をアピールする技術”を社会人になる前から得ようと努力していました。それは、もともと生まれ持ったハーフという特徴もあるかもしれませんが、長い海外生活の中で必要だと感じたからです。
海外では、自己アピールやポジティブなエゴは必要不可欠。何事にも自分の意見を持ち、それを相手にアピールして納得させることができないと相手にされず負けてしまいます。日本での、謙虚さや一体感などももちろん重要ですが、ビジネスシーンで相手の印象に残り、自分のプレゼンや交渉ごとを成功させたいのなら、“自己主張をしなければ、負けてしまう”この気持ちを持つことで、一歩前に踏み出しやすくなると思います。
私の場合は「エンターテイナー」
まずは、自分のキャラを固める
自分をアピールする技術を得ようとした時、仕事上での自分のキャラを見つけておくと何をすればいいのか自分らしい動線が考えやすくなります。
たとえば私の場合、仕事上でのキャラ設定は「エンターテイナー」。いかにして、番組、視聴者の方々や共演者、を盛り上げられるか……リアクションよりもアクションを取ろうと一貫した考えのもとで行動しています。
具体的には、番組の演出・カラー・トーンは大事にしつつ、その中でいかにしてインパクトを残せるかを考えています。コメントの内容や表情、衣装などいくつかのパターンを用意して、視聴者の方々はもちろん、仕事でご一緒させていただいた方にも「僕はこういう人でこんなことが出来ます」と印象を残しておけば、どんな現場でもブレることなくスムーズに進みます。
自分のキャラが分からない…
そんな時は、人に聞く!
“自分のキャラを固める”とはいえ、いわゆる自分らしさを見つけるのは難しいですよね。なぜ難しいかというと、自分らしさというのは“自分が思っている自分”と“他人が思っている自分”が意外と違うからだと思います。 私はタイミングさえ合えば、他人に自分はどう見えているのか、どう思われているのかを確認し「客観的な自分のスタンス」も意識するようにしています。もしも、自分らしさが見つからないと思っているのならば、周りの支えてくれる人に聞いてみてください。自ずと「あなたらしさ」が見えてくると思います。
Profile
日本テレビアナウンサー
ラルフ鈴木さん
1998年に日本テレビに入社。バラエティ番組からスポーツ中継まで幅広く活躍中。仕事のモットーは「いまから、ここから」で、常に新しいスタートを切るつもりで仕事に取り組んでいる。
構成・文/高橋夏果